■ スプレーパウダーの 適正散布量
これまでスプレーパウダーの適正散布量を求める方法は、印刷物を目視する、指で印刷物をなぞり指に付いたパウダーの量を目視で判断する方法であり、オペレーターの経験が適正散布量を決める重要な要素でした。 しかし、印刷機の高速化・印刷物の高品質化や印刷環境の改善・新たな印刷システムとして登場した両面印刷機などの要求からこれまで以上の精度で「スプレーパウダーの最適な散布量」が求められています。
裏移りを防止するスプレーパウダーの最適散布量の求め方 | |||
1 | 印刷物上に任意の測定ポイントを8点設定。 | ||
2 | 印刷物上の各測定ポイントをミクロメータースコープ
(100倍)を使用して1mm x 1mm中にある20μ以上の粒径パウダーを数えます。 通常印刷物のデータでは、この粒径パウダーが5~10個あれば裏移りやブロッキング事故を予防できます。 (右写真の十字になったスケール内の面積が1mm x 1mmの測定スペースです。) |
||
3 | パウダー散布機の目盛・絞り・風量をコントロールして各測定ポイントでのパウダー数が5~10個となる条件を見つけその状態の目盛・絞り・風量の数値を記録してください。この条件が「適正散布条件」です。 |
ミクロスコープ「TS-8LEN-100」 | |||
1mm x 1mm中にあるパウダーが見やすく取り扱いが容易なルーペとして、弊社ではミクロメータースコープ「TS-8LEN-100」を販売しております。 |
T0P : Company : Product : Technical information : News | Page Top |